原稿:ジャン=ミシェル・バスキア

Youtube でやっている現代アート研究の原稿と調査メモです。

「コンセプトなんてくそくらえ、サブカルがアートになった日」

配信した動画はこちら


コンセプトなんてくそくらえ!サブカルがアートになった日 ジャン・ミッシエル・バスキア

現代アート研究はこちらから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLqL1QM7YF-II27AvxAUJTCa4CEydBreE0

  • (いまの言葉でいうと)サブカルがアートになった日
    • まさに時代を象徴するアーティスト = 70’s 後半から80’s初頭がまさにバスキア

作品紹介

f:id:appapp:20200515154718p:plain basquiat - Google 検索

作品の特徴

  • 詩を描くスタイル
    • シュルレアリスティック / 自動記述ぽい
    • 風刺的
  • CHILD LIKE 子供っぽい
  • グラフィティーとは違った/ SAMO
  • ノイズミュージック

美術史的にはニューペインティングとカテゴライズされる

ニューペインティング(別称トランス・アヴァンギャルド)は、1980年代(70年代後半に現れる)に、大きく花開いたアート・ムーブメントだった。それはアメリカ、ドイツ、イタリア、日本などで同時多発的に発生した。
その背景には、70年代ではコンセプチュアルアート概念芸術)が中心となり、その結果として絵を描く行為が放棄されていた反動があった。
ニューペインティングは、「新・表現主義」ともいわれ、20世紀初頭の「表現主義」や50年代の「抽象表現主義」などのように描くことが復活したアートだった。そこには、忘れられていたエモーショナル(情動)な表現が蘇っていた。

70年代は、コンセプチュアルアートに代表される生真面目で学究的な現代美術が主流であった。それらのアートのもつ辛気臭さに、一部のアーティストや画廊などは、もう嫌気が指して食傷気味となっていたらしい。

アメリカで華々しく登場したニューペインティングの作家には、「ジュリアン・シュナーベル」「デビッド・サーレ」「ジャン・ミッシエル・バスキア」「キース・ヘリング」など
イタリアでは「クレメンテ」「キア」など。ドイツでは「キーファー」「サロメ
日本でもその動きはあった。大竹伸朗日比野克彦、タナカノリユキ
https://cragycloud.com/blog-entry-265.html より

Wikipediaより、ジャン=ミシェル・バスキア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%82%A2

プエルトリコ系移民の母親とハイチ系移民の父親の間に生まれ、幼い頃から絵を描き、芸術的な活動をするように母親から奨励されていた。17歳の頃から地下鉄、スラム街地区の壁などにスプレーペインティングを始める。活動を続けるうちに高校を中退したバスキアは、Tシャツやポストカードを売りながら生計を立てていた。徐々に彼の描いたスプレーペインティングは評価され、キース・ヘリング、バーバラ・クルーガーの助力でニューヨークで個展を開くようになった。また、絵の中に描かれる王冠は彼のトレードマークとなっている。一時結成していたノイズバンド「GRAY」の名は交通事故のさい母親が病室に持ち込んだ本が由来している。
1983年にはアンディ・ウォーホルと知り合い、作品を共同制作するようにもなる。1987年のウォーホルの死まで2人の互いに刺激しあう関係は続いたが、バスキアは徐々にヘロインなどの薬物依存症に陥り、妄想癖が見られるようになった。そしてウォーホルの死によりさらに孤独を深めると共に、ますますヘロインに溺れていった。
1988年、ヘロインのオーバードースにより27歳で死去。’’

調べて見て思ったこと

  • 80’s初頭の時代背景が自分にとってツボ過ぎた

どちらかというと音楽 カットアップ


The Sugarhill Gang Rapper's Delight 1979 https://www.youtube.com/watch?v=humibwm_-8s パンク〜ニューウェーブ

参考資料

バスキアは映画でみるのがいい、見る順番は、

  1. バスキア、10代最後のとき (字幕版) https://amzn.to/3cAAviO
  2. DOWNTOWN81 https://amzn.to/3dJGKBd
  3. バスキア(字幕版) https://amzn.to/363sMHv

がよいかと。バスキア(字幕版)はバスキアのサクセスストーリー的な感じですが、バスキアが当時のカルチャーに密接だったことがわかりずらい、バスキア、10代最後のとき (字幕版)は当時のムーブメントが伝わりドキドキするし、DOWNTOWN81 はなんとバスキア自身が出演し、よりリアルなバスキアが伝わる。その上で、バスキア(字幕版)をみるのがよいかと。

ウォーホルの話が有名だが、バスキアの作家性はそれ以前に形成されていた

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バスキアの変化

  • f:id:appapp:20200515160240p:plainグラフィティ SAMOとしての活動
    • 詩を書くスタイル
  • f:id:appapp:20200515160707p:plainマンメイド
  • カラーコピー、Xerox パンク、ジン
    • 70年代にXEROXの影響で、革命が起きた、ZINEがはじまった
  • コラージュからテキストに向かっていった
  • f:id:appapp:20200515160814j:plainタイムズスクエアショー ディエゴ
  • ウォーホルがポストカードを買った f:id:appapp:20200515163328p:plain
    • ヒーロー
    • f:id:appapp:20200515163348p:plain大きな転換期となった
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    • 音楽、映画、演劇、なんでも。ウォーホルの影響
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    • 子供っぽさは離さなかった
    • ニューヨークニューウェーブ
    • グラフィティの展示、大成功
  • 彼は本格的な絵を描き始めた
  • 初めてのペインティングを売って、七年で亡くなった

「黒人は賞賛も支持もされない、アート界で成功し、重たい屋根を吹っ飛ばした」

この時代のおすすめ音楽

サウンドトラック https://open.spotify.com/playlist/3svRv58pLkXiJvc5Rpm2CC


The Sugarhill Gang - Apache (Jump On It) (Official Video)


The Best of Sugar Hill Records (1979-1983)


Funky 4+1 / That's The Joint (original mix)

www.youtube.com