原稿:ジャン=ミシェル・バスキア
Youtube でやっている現代アート研究の原稿と調査メモです。
「コンセプトなんてくそくらえ、サブカルがアートになった日」
配信した動画はこちら
コンセプトなんてくそくらえ!サブカルがアートになった日 ジャン・ミッシエル・バスキア
現代アート研究はこちらから
→ https://www.youtube.com/playlist?list=PLqL1QM7YF-II27AvxAUJTCa4CEydBreE0
作品紹介
作品の特徴
- 詩を描くスタイル
- シュルレアリスティック / 自動記述ぽい
- 風刺的
- CHILD LIKE 子供っぽい
- グラフィティーとは違った/ SAMO
- ノイズミュージック
美術史的にはニューペインティングとカテゴライズされる
ニューペインティング(別称トランス・アヴァンギャルド)は、1980年代(70年代後半に現れる)に、大きく花開いたアート・ムーブメントだった。それはアメリカ、ドイツ、イタリア、日本などで同時多発的に発生した。
その背景には、70年代ではコンセプチュアルアート(概念芸術)が中心となり、その結果として絵を描く行為が放棄されていた反動があった。
ニューペインティングは、「新・表現主義」ともいわれ、20世紀初頭の「表現主義」や50年代の「抽象表現主義」などのように描くことが復活したアートだった。そこには、忘れられていたエモーショナル(情動)な表現が蘇っていた。
70年代は、コンセプチュアルアートに代表される生真面目で学究的な現代美術が主流であった。それらのアートのもつ辛気臭さに、一部のアーティストや画廊などは、もう嫌気が指して食傷気味となっていたらしい。
アメリカで華々しく登場したニューペインティングの作家には、「ジュリアン・シュナーベル」「デビッド・サーレ」「ジャン・ミッシエル・バスキア」「キース・ヘリング」など
イタリアでは「クレメンテ」「キア」など。ドイツでは「キーファー」「サロメ」
日本でもその動きはあった。大竹伸朗、日比野克彦、タナカノリユキ
https://cragycloud.com/blog-entry-265.html より
Wikipediaより、ジャン=ミシェル・バスキア
プエルトリコ系移民の母親とハイチ系移民の父親の間に生まれ、幼い頃から絵を描き、芸術的な活動をするように母親から奨励されていた。17歳の頃から地下鉄、スラム街地区の壁などにスプレーペインティングを始める。活動を続けるうちに高校を中退したバスキアは、Tシャツやポストカードを売りながら生計を立てていた。徐々に彼の描いたスプレーペインティングは評価され、キース・ヘリング、バーバラ・クルーガーの助力でニューヨークで個展を開くようになった。また、絵の中に描かれる王冠は彼のトレードマークとなっている。一時結成していたノイズバンド「GRAY」の名は交通事故のさい母親が病室に持ち込んだ本が由来している。
1983年にはアンディ・ウォーホルと知り合い、作品を共同制作するようにもなる。1987年のウォーホルの死まで2人の互いに刺激しあう関係は続いたが、バスキアは徐々にヘロインなどの薬物依存症に陥り、妄想癖が見られるようになった。そしてウォーホルの死によりさらに孤独を深めると共に、ますますヘロインに溺れていった。
1988年、ヘロインのオーバードースにより27歳で死去。’’
調べて見て思ったこと
- 80’s初頭の時代背景が自分にとってツボ過ぎた
どちらかというと音楽 カットアップ、
The Sugarhill Gang Rapper's Delight 1979
https://www.youtube.com/watch?v=humibwm_-8s
パンク〜ニューウェーブ
参考資料
バスキアは映画でみるのがいい、見る順番は、
- バスキア、10代最後のとき (字幕版) https://amzn.to/3cAAviO
- DOWNTOWN81 https://amzn.to/3dJGKBd
- バスキア(字幕版) https://amzn.to/363sMHv
がよいかと。バスキア(字幕版)はバスキアのサクセスストーリー的な感じですが、バスキアが当時のカルチャーに密接だったことがわかりずらい、バスキア、10代最後のとき (字幕版)は当時のムーブメントが伝わりドキドキするし、DOWNTOWN81 はなんとバスキア自身が出演し、よりリアルなバスキアが伝わる。その上で、バスキア(字幕版)をみるのがよいかと。
ウォーホルの話が有名だが、バスキアの作家性はそれ以前に形成されていた
- 退廃したニューヨーク
-
グラフィティストリートカルチャー黎明期
- 黒人文化
- ニューウェーブ
- コンセプチュアルアート全盛
- マッドクラブ
関連するおすすめ映画
- ゲットダウン(Netflix) https://www.netflix.com/jp/title/80025601
- ヒップホップ・エボリューション(Netflix https://www.netflix.com/jp/title/80141782
バスキアの変化
- グラフィティ SAMOとしての活動
- 詩を書くスタイル
- マンメイド
- カラーコピー、Xerox パンク、ジン
- 70年代にXEROXの影響で、革命が起きた、ZINEがはじまった
- コラージュからテキストに向かっていった
- タイムズスクエアショー ディエゴ
- ウォーホルがポストカードを買った
- ヒーロー
- 大きな転換期となった
- ウォーホルはヒーローだった、ジャンルは違うけど、映画音楽、アーティストとはないにか?
- 音楽、映画、演劇、なんでも。ウォーホルの影響
- バスキアは有名人になった
INFLUENCE | THE SALON STYLE JOURNAL メアリーブーン
- 子供っぽさは離さなかった
- ニューヨークニューウェーブ
- グラフィティの展示、大成功
- 彼は本格的な絵を描き始めた
- ラウシェンバーグに匹敵する
- 初めてのペインティングを売って、七年で亡くなった
「黒人は賞賛も支持もされない、アート界で成功し、重たい屋根を吹っ飛ばした」
この時代のおすすめ音楽
サウンドトラック https://open.spotify.com/playlist/3svRv58pLkXiJvc5Rpm2CC
The Sugarhill Gang - Apache (Jump On It) (Official Video)
The Best of Sugar Hill Records (1979-1983)